時事ニュース

Mikawa-Newsは名古屋周辺のイベントや地球博を紹介しているニュースサイトです。このブログでは写真を主体にしています。

2005年12月16日(Fri)▲ページの先頭へ
シリーズ耐震偽装問題 A
経済設計についてお話しします。

なぜそんなことをするのか?と思う方もいるかも知れませんがこれは企業として当然かもしれません。お客さんは安いものを求めてくるし他のメーカーとの競争は激しくなる、こうなるとお客さんのわからないところで安い材料を使うなどするしかなくなってきます。だからといって鉄筋量を減らす手があるなんて想像もしませんでしたが・・・。ではどうするか、普通に考えれば安くやってくれる業者を探す、B級品の材料を使う、第3国製の安いものを輸入するなどです。大手メーカーとなれば自社で材料の会社を作って仕入れを安くするとかですね。
安く買うのに限界が出てくると部材を最小限に減らすしかありませんね。地震や台風にぎりぎり耐えるだけの設計をします。

なぜそこまでしないといけないのか?
大手のメーカーには設計や営業社員や事務員がたくさんいます、社屋もあれば会社の車もあります。彼らの給料や維持費をどこかで捻出しないといけません。昔で言うと一軒につき1000万(一般住宅)は儲けないと社員の給料が出ないといわれてました。3000万の家に対して1000万浮かすには2000万で作らないといけなくなってしまいます。あの手この手で安く作る方法を考えます。工期を短縮し徹底的に材料を減らします。ところがキッチンや風呂はいいものにしておかないとお客さんが喜んでくれません。ということで結果的に見えない構造材で手を抜くことになります。それをやり過ぎて今回のように強度の足りないものが出来てしまったわけですね。


もっといろんな記事が見たいぞという方→
人気blogランキングに投票してね


2005年12月15日(Thu)▲ページの先頭へ
シリーズ耐震偽装問題 @
イベントがないと記事がないというのも寂しいので最近話題のこの問題に触れてみたいと思います。

これから家を建てようと思っている人は必読かも??
ニュースを見ていると「一級建築士の先生だから信用していた」という言葉がありました、世間では確かにそういう一般論があります。逆に二級建築士は信頼が低いという資格至上主義のようなものがあります。筆者は高等専門学校の建築科を卒業していてさらに大工の修行を3年ほどしていた時期があります。一度二級建築士の試験を受けたこともあります。学校で勉強していたので学科は問題なく合格しましたが木造の図面なんて書いたことがなく図面で不合格になってしまいました。(高専ではビルなどの課題ばかりだったので。)特に必要もないのでその後は受験していないのですが建築士の試験にどういうものが出ると思います?

@建築計画の進め方、つまり建物の種類や各部の寸法について。必要な明るさや配線図のマークを覚えたり簡単に言うと語彙(ボキャブラリー)の項目です。

A建築法規、これはどういった地域にはどれだけの高さのものしか建てられないとか防火構造や廊下の幅はどれだけ必要か、道路から建物はこれだけ離しなさいということを法令集を持ち込み問題を解いていくのです。求められるのは法律をどれだけ知っているかよりどこを調べたら書いてあるかを知っている事です。

Bそして建築構造。話題のところですが、この項目に問題があると思います。建築士の試験に受かったからといって構造計算が出来るわけではありません。内容は構造の種類とモーメントの計算です。チョー簡単に言うと壁から生えている国旗の棒があるとします。この先端にどのくらいの重さがかかるから付け根には反対向きにどのくらいのモーメントがかかります。ということを計算するわけです。何がおかしいかと言うと、じゃあこのポールはどのくらいの太さにして何センチ壁に埋め込まないといけないかということまでは計算しません。言い換えます
車を作るとします。大人が4人乗るから240キロ(1人を60キロとする)の重さがありこの車が発進するときは後ろ向きにどのくらいの重さがかかってブレーキをかけるとどのくらいの重さが前輪にかかるという計算をします。でもタイヤの太さをどのくらいにすればいいかまでは考えないということです。(かえってわかりづらいですか? f(^^;) )

C最後に建築施工です。現場で使うものの基礎知識ですね。コンクリートが乾くのにどのくらいの時間がかかるとかこの種類のボンドはここに使うとかつなぎ方やら施工計画やら色々なんですが、職人さんの知識をつけるようなものですね。

これらの問題を解くと筆記は合格し、図面の試験に受かれば晴れて建築士となることが出来るのです。どうですか?これでも建築士は先生様ですか?匠と呼んでいいと思いますか?実際には設計事務所へ弟子入りして色々なことを勉強していくわけです。もっとも焦点の構造計算はビルともなるととんでもない計算になり手でやるわけにはいかず大変な労力をともなうので構造計算ソフトを使ったり構造計算屋さんに外注に出すわけです。ニュースを見ていた方は見たかもしれませんが偽装が発覚した建物を作った職人の一人が「ここには住みたくないと思った」と発言しています。現場の職人は経験からどのくらいの部材が必要かわかっています。もし今建築中の方で不安に思ったら現場に行って職人さんに聞いてみるといいでしょう。
筆者は住宅の大工として見習に行っていたので材木を見ればだいたい危ないかどうかくらいはわかります。RC、SRCはわかりませんがそれでもニュースで偽装された部材の断面図を見た時に「うそっ」と叫んでしまったくらい細くて鉄筋が少なかったのです。学生の時の課題では経済設計なんてしませんから余計にあんなに細い柱は考えられませんでした。長年建築確認している人が「気づかなかった」ということはあり得ません、図面をひと目見れば気づくはずです。


もっといろんな記事が見たいぞという方→
人気blogランキングに投票してね


1 2    全32件


このブログは
三河ニュース
のグループで
ロリポ版ブログMikawa-News BLOGの「のブログ」版です

eD2U
↑一般の方でも気軽に三河ニュースの写真が購入出来るようになりました。ぜひご利用下さい。



カレンダ
2008年8月
         
9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

アーカイブ
2005年 (136)
2月 (15)
3月 (11)
4月 (6)
7月 (8)
8月 (31)
9月 (29)
10月 (7)
11月 (16)
12月 (13)
2006年 (325)
1月 (23)
2月 (36)
3月 (31)
4月 (25)
5月 (26)
6月 (24)
7月 (25)
8月 (26)
9月 (24)
10月 (26)
11月 (25)
12月 (34)
2007年 (237)
1月 (25)
2月 (27)
3月 (26)
4月 (22)
5月 (23)
6月 (14)
7月 (13)
8月 (20)
9月 (12)
10月 (18)
11月 (22)
12月 (15)
2008年 (138)
1月 (26)
2月 (24)
3月 (17)
4月 (19)
5月 (18)
6月 (14)
7月 (13)
8月 (7)

アクセスカウンタ
今日:92
昨日:817
累計:568,717